昔の夢 １３
ボトルキープ 
馴染みの喫茶店に入ると、小生の座る席が決まっている。
指定席の様にその席は、不思議と空いている。（暇な喫茶店である。）
ところが、回転寿司屋さんでは、なかなかそう言う訳には行かない。
コンベアーの上流が良いとか、板さんの前の席が良いとか、いろいろな説があるが、
お店の方も寿司の置き方を工夫しているので、
これらの説の真意のほどは、定かではない。
パチンコ屋は、入口の近くや、便所の近くが良く玉が出る らしいが、
事、回転寿司屋さんでは、入口と便所付近は座らない方が良い。
しかし、昨日、回転寿司屋さんに行った時には、ほぼ満席で入り口の近くに座らされた。
北陸では海から 強烈な北風 が吹く。
入口は二重扉になっているが二重扉とは言っても、
お客の出入りの際は寒い風が入って 、辛い思いをしながらの食事となってしまった。
入口近くは、出来る事なら避けたい。
特に、自動ドアーのセンサーの前に空き席待ちの方が不用意に立つと、
迷惑千万 である。
レストランなどは、入り口からテーブルまでの距離があり 気にはならないが、
回転寿司屋さんは、どこも 入口の近くまでカウンターを設えているお店が多い。
貴殿も、空き席待ちの時は 気を付けて貰いたい。
喫茶店では、自分専用のコーヒーカップがキープ出来たり、スナックではボトルキープが出来る。
その理屈で言えば、回転寿司屋さんで 湯飲みや、醤油のボトルキープが出来ると面白い。
ひょっとして、立ち寿司屋さんで やっているお店が有ったりして。
一番嬉しいのは、なんと言ってもディッシュキープであろう。
自分専用の寿司皿で寿司が出てくると、感激してしまう。
もちろん、全部１００円皿でキープする。
専用と言えば、このお店の板さんの使っている包丁は 勿論、板さんの専用である。
ここの板さんの刺身包丁は、研ぎ続けていたために、ペティーナイフの様に短い。
修行時代から使い続けている一品だそうである。
毎日、包丁を研ぐのであろうと思って聞いてみたが、
『 切れなくなったら研ぐよ 』 の答えに拍子抜けしてしまった。
なぜなら、安物の包丁は、頻ぱんに研がなくてはいけないが、
良い包丁は、それほど研がなくても 切れ味が落ち難いそうである。
『 お値段は？ 』 と聞いたが、教えてもらえなかった。
（ こっそり調べてみると、３〜５万円が一般的で 上限なし。国宝的な包丁も有る。）
包丁も高価であるが、砥石も高価であると自分の砥石を取り出し
時間を忘れて話し出す板さんである。
板さんの包丁と砥石の自慢話は、次回のお楽しみです。
中性人間
一昔前まで、小生の宇宙飛行士のイメージは、マッチョマン
の感じを持っていた。
なぜなら、NASAの訓練の映像を見ると、相当に過酷な訓練を行っていた。
訓練に耐えた人物だけが宇宙旅行が出来るのである。
しかし、現代の日本の宇宙飛行士、向井さんと毛利さんはその様には見えない。
どこから見ても、彼らはマッチョマンではなく中性的人間 にしか見えない。
これも、環境ホルモン の仕業なのだろうか？？
たとえば、毛利さんの女性的話し方や向井さんの男性的な歩き方は、いかにも中性的である。
（一番印象的なのは、向井チアキさんのご主人が岡チアキ さんに似ている事であるが。）
たぶん、彼らの様な中性的人種 が日本の将来を背負うのだろう。
宇宙旅行には体力は余り関係ない時代に成って来たのだろうと勝手な事を考えている。
女性が初めて宇宙飛行したのは、確か、ソ連のテレシコワさん だった。
今回は、７７歳の老人宇宙飛行士 も誕生した。
残るのは、子供の宇宙飛行士 である。
さて、世界最年少の宇宙飛行士は、どこの国の誰なのであろう。
ビル ゲイツの子供の頃（？）みたいな顔をしているのかな？
以前にスミソニアン博物館を訪れた時に土産にと、宇宙食を買った事がある。
宇宙食には、いろいろなメニューがあり、中でもデザートのアイスクリームまで用意してあったのには
アメリカ人らしい発想だと感心させられた。
あれから、数年経っているから、ひょっとするとNASAも宇宙食のメニューに
回転寿司を加えようと計画しているかもしれない。
２０＊＊年は宇宙空間で回転寿司が食べられる ようになる。
その為にも、回転寿司コンベアーメーカーは、
宇宙食回転寿司対応型コンベアー を開発しなければならない。
宇宙回転寿司の寿司ネタには、
活クロレラの軍艦巻き とか、クローンマグロの大トロ、宇宙クラゲ（？）
などが並ぶのである。
こんな下手物 を食べさせられる時代が来る前に、
世紀末の回転寿司を、たっぷり食べ貯め しておいて下され。
オーデコロン
回転寿司屋さんでパートとして働いている井上さん を紹介しよう。
井上さんは年の頃は５０をチョイ超していたが、
若い頃は、なかなかの美人であっただろうと思わせる丸顔の女性である。
彼女の勤めている回転寿司のお店は、開業してから１０年は経つと言う
このあたりでは老舗の部類に入る 店である。
３年前に改装し内部は結構、小綺麗にして有り７時頃には家族連れで常に満席で有った。
回転寿司のパートを始める前は、織物関係の会社で働いていたが５年前に会社が倒産
した。
それ以来、回転寿司屋さんでパートとして働く事になった話を、皿を洗いながら話してくれた。
皿を洗うと言っても、全国の回転寿司屋さんの１００パーセント（？）は、
自動皿洗い機
で洗っているのである。
その性能は、１分間に２０枚、１時間に１,２００枚の寿司皿を洗う。
むろん、洗浄、殺菌、乾燥までをやってのけ洗い終わった皿は、ストッカーに積み重ねてくれる。
自動的に絵皿を選別して洗浄する機械もあるが、このお店では使われていない。
使い方を説明しておこう。
まずは、使用済みの（カウンターから引き上げてきた）寿司皿の上に乗っている、
ガリや食べ残しの海老のシッポ、それに箸などを取り除く。
次に、皿を重ねた状態のまま洗浄機の右側のストッカーに入れる。
洗浄機は、センサーによって皿が乗せられると自動的に洗浄を開始し
左側のストッカーに移動する。
洗い終わった皿は下から押し上げられて積み重ねられる。
ある程度積み重なったところで、回収し収納する。
単にこれだけの事であるが、
１人のお客が３０秒で１皿食べたとして、５０人がお店にいた場合は、
１分間に２５枚 の皿を洗わなくてはならない計算となる。
繁昌時には職人さんも寿司を握るのに忙しいが、
お客の見えない厨房では、使い終わった寿司皿がうずたかく積み上げられる。
この皿と格闘しているパートの井上さんである。
その彼女には、美人の娘さん がいたのである。
名前は、恵理さん 。（３０歳）
先月から、母と子が同じ職場で働く事となった。
映美さんが、お店で働く様になってからはアルバイトの久保君は落ち着かない日々を送っている。
と言うのも、彼女が歩く度に、店内には酢の臭いに混じって、
” ほのかな ” ではなく 強烈な オーデコロンの臭い を振りまいて歩くのである。
小生も酢の臭いよりは、こっちの方が好みである。
通りすがりの香りは、そんなに悪くはない。
だが、店員なら常識的には控えた方が良いのであろう。
お客の中にも、強烈な臭いの方が時々お越しになるが美人なら、なぜか許してしまう。
ところで、映美さんは不況のあおりで飲み屋さんからリストラされ、ここで働いているのだ。
いい年の 恵理さん
（３０歳） の前のお店の常連客も回転寿司を食べに来る様になり、
ますます、お店は繁昌していると言う
お粗末な、お話でした。
何枚ですか？
今日も回転寿司屋さんに昼食を食べに入った。
そこで良い事に気が付いたので、紹介しておきたい。
お客が寿司を注文する場合は、大抵は寿司ネタだけ を職人さんに告げる。
例えば、『 トロ下さい ！』 などの様に言ってしまう。
これが、いけない。
それを聞いた職人さんは、商売だけ有って、必ずと言ってよいほど、返事は
『 トロ 毎度あり！ 何枚ですか？ 』 と はめられてしまう。
特に、チェーン店の回転寿司屋さんでは社員教育で、その様にして注文を促す様に指導されているのであろう。
気の弱い小生などは、『 ２枚お願いします。』 と心にもない枚数をつい言ってしまう。
先日は忙しそうにしている板さんに、ぶっきらぼうに『 何枚？ 』 と聞かれ、
『 １枚などと言うと叱られそうだ 』 などと勝手に思い込み、ついつい２枚と言ってしまった事もある。
その結果、いろいろな寿司を食べる前に、お腹が一杯になり、財布が空っぽになる。
貴方はそんな経験は有りませんか。
だが今日、小生の横に座っていた電気工事屋さん風のおじさんの注文の仕方には感心した。
あじを注文するときは、『 あじ一枚 』 などと、必ず後ろに１枚
を付けて注文するのである。
これには、流石の板さんも 『何枚ですか？』 と聞く訳にもいかない。
小生も是非これからは、この注文方法を見習う事にした。
だが、いきなり真似をするのも、ばつが悪いので今日のところは見送ったが、、、
最近の回転寿司屋さんは品質も高くなったが、単価もそこそこ高くなり
１，０００円や２，０００円では、心細い事もある。
しかし昼食時に訪れると、１，０００円前後で回転寿司が食べられる。
繁盛期には、鉄火巻き、お新香巻き、カッパ巻きなどは、ほとんど見かけないが、
昼食時には、結構、数多くベルトの上を回っている。
巻物好きには、もってこい である
これも、もちろんお店の陰謀 であろうが、昼食時に回転寿司屋さんを利用する事で、
繁盛期間では、なかなかお目に掛かれない、いろいろな寿司が回っている。
あまり高価なネタばかりを廻していても、昼食時には食べてもらえず
さらしもの になってしまうのが現実なのであろう。
ところで、昼食に回転寿司屋さんに入って来るお客と、ファミレスに入るお客とは
食事の他に大きな目的の違いがある。
小生などが昼食にファミレスに入る場合は、食事の後のコーヒーを飲むのも目的の一つである。
とは言っても、特別にコーヒーが好きな訳でもない。
ゆっくりと午後１時まで時間をつぶせると言う、理由である。
回転寿司屋さんで食後に、ゆっくりと緑茶をすすっている訳にはいかない。
中には、悠々自適のお客もいるが、小生には出来ない。
味と金額とスピードが魅力で回転寿司を選んでいると誰もが思っている。
しかし、知らず知らずのうちに回転寿司屋さんでは、ながいが出来ないと言う事が
日本人の常識 になってしまい、昼食時の お店選びの条件
になってしまった。
そんな事を考えると、回転寿司屋さんは由緒正しい（？）和風ファーストフード
なのです。
まだ、昼食時に回転寿司屋さんに出掛けた事の無い貴方。
一度、由緒正しい（？）和風ファーストフード を試してみてはいかがですか。
注文時には必ず後ろに 『 ＊＊ 一枚 ! 』 を付ける事をお忘れなく。
*********回転寿司占い *********
貴方の好きな回転寿司のネタで運勢判断が出来ます。
話題の回転寿司占い にリンクします。
世間では、生まれた月で 誕生石
が決まっている。
そこで、回転寿司公社では、誕生回転寿司を独断と偏見
で決めてみた
どの様にして決まったか等と、野暮な事は詮索しないで欲しい
（ おまけ 誕生月で運勢占いも出来ます。話題の回転寿司占い にリンクします。）