昔の夢 30


猫飯 

 マクドナルドや 吉野屋さん が、飲食の価格破壊を行った。
その火が、回転寿司にまで飛び火したと言うのが現実だろう。
ALL 100円 』 のお店があちらこちゃらに出店されている。
以前から、『100円から、、、』 と言うお店もあったが、 
実際は100円の皿は無いに等しい状態で、
期待して入店していやな思いをした諸君も少なくないのでは?
大阪に住む親戚の喫茶店のマスターと回転寿司を喰いに行った。
昔話に花が咲き帰りが遅くなったので今夜は、彼の家に泊めてもらうことにした。
彼の奥さんは、親族の中でも恐妻で有名である。
帰り際に、テイクアウトコーナーで恐妻君の機嫌取りの為に寿司を詰め帰ることにした。
恐る恐る 『 こんばんは、、、 』 と、鉄のドアーを開けてお邪魔する。
迎えに出てきたのは、恐妻君がこよなく可愛がっているエリザベスと言う血統書付きの
猫であった。
恐妻君に手土産の100円寿司の詰合わせを差し出すと、すぐに100円寿司とばれてしまい、
さっきまで寿司を食ってきた2人が不燃物処理担当に任命される。

2〜3カンを食べたが流石にもう食えなくなってしまい、
そばで物欲しそうに眺めている血統書付きの猫に 鉄火巻き を食わせてみた。

旨そうに食うではないか。
今度は トロ を食わせてみた。

恐妻君は騙せなくても、血統書付きの馬鹿猫は騙せる。

ところがその光景を奥さんに発見されてしまった。
彼女は、寿司を食わしている我々には文句を言わずに、お猫様を叱るのだ。

貴方は変な物を食べるとすぐにお腹の調子を悪くするから駄目ですよ。

言葉はやさしいが、もろに傷ついたのは馬鹿猫だけではなかった。

我々2人のお腹は、なにを食っても丈夫なのか?

亭主のお腹ならともかく、お猫様が下痢をすると彼女には大問題なのだ。

と言うのも、汚物処理が大変になるためキャットフード以外を猫に与えないらしい飼い主が多い。
死語となってしまった猫飯(汁掛け丼)を喰っている猫はいないのだろうか(?)

キャットフードも、カツオ、ヒラメ、まぐろ、鯛 てな具合に
回転寿司のメニューなみに豊富な品揃えがある。

そんな風に考えると寿司ネタもキャットフードなみかな?

280円の猫飯を喰うか、100円のキャットフードのような寿司を喰うかは、
貴方の勝手です。

                                                また、叱られそうなコラムになりました m(_ _)m
 

元氣すし 
 
 

回転寿司のメニューには、の文字は使われない。

タマゴの寿司はメニューに タマゴたまご あるいは 玉子 と書いてあり、
と書いてあるお店は無い。

の文字には 生卵ゆで卵温泉卵 などのように、殻付きにイメージがある。
卵焼きより玉子焼きのほうがおいしそうだ。

玉子を2個使った玉子焼きを特に 目玉焼き と称するが、目玉でなくとも、
オッパイ焼き(こっちの方が旨そう?)でも良かったのだろうが、
玉子 の文字からのイメージが引き継がれて
目玉(子)焼き と名付けたのだろう。
(目玉焼きのようなオッパイには、最近トントお目にかかっていないが、、、、) (*^_^*)

字面(じづら)が、味を大きく左右するのは、タマゴ だけではない。

某国道を走っていると 回転すし と書いてある大きな看板を見つけた。

回転しと に濁点が書いてないことに気が付きコラムのネタとした。

運転中に声に出しては発音しないが、つい何となく回転し と読んでしまう。
これを正確に回転し と発音すると、なんとなくサビが効いていない感じで旨くない。

一般的に多くの人は 回転し と読んでいるのではないだろうか。

では、回転寿司 と書いてあれば、必ずかいてんし と発音するのかと思っていたら、
次に出会った看板はご丁寧に、KAITEN SUSHI と英語(ローマ字)の表記があった。

KAITEN ZUSI とは書いてない。

英語(ローマ字)の表記の場合は、100パーセント SUSHI なのだ。

すでに、 KAITEN SUSHI は国際的に通用する国際語になっている。
外国の人の多くは、回転しと発音するのだ。

この原因をつくったのは元気寿司 さん なのだろうか。

元気寿司 さんは、国内では、元気寿司となっているのででも でも、問題はないが、
海外での看板は GENKI SUSHI として店舗を展開している。

お節介な話かもしれないが、
中国系の言語を話している国民は、濁音の発音を得意としないため、
んきし が んきし と発音される。

拙僧には益々元気が無いように聞こえてくる?(寿司の味とは直接関係ないが。)

海外へお出かけの折りは、是非
GENNKI SUSHI で本場の発音を確認してくだされ。

 

ケロリン桶 
 
 

出張先(大阪)で下町の銭湯に出掛けた。

ホテルの小さなバスタブと違って大きな湯船は気持ちがいいだろうと思い
時々、知らない街の銭湯に出掛ける事にしている。

番台のおばちゃんからタオルを借りて湯船に浸かっていると、
ふと目に入ったのが、風呂桶である。

この風呂屋さんには懐かしいケロリン桶があった。

 ケロリン桶

若い方は銭湯に馴染みがないかもしれないが、
拙僧の年代は銭湯ではケロリンの桶は定番中の定番だ。

そして、その桶の色は黄色と決まっている。
(赤に黄色文字のケロリン桶は、珍品です。)

確か、ケロリン椅子もあったはずだが、この風呂屋さんには椅子は無かった。

椅子は、やっぱし金ラメの大きな切れ込みの入った椅子の方が馴染みが深い? (*^_^*)

では、ケロリンとは何なんだろう?

富山の配置薬の名前で鎮痛剤(内外薬品)である。

配置薬だから薬局でケロリンを買おうとしても、入手は困難なのだが、
ケロリンを服用した事のあるかたは以外に多いはず?

風呂桶の中なんて意識したことが無いのに何となく何年間も頭の中に残って、
懐かしくなり、ついつい長湯になってしまった。

ケロリンと同じ効果を狙っているのか、
回転寿司屋さんでお茶を注ぐときに、さりげなく目に入ってしまうシール。

目にされたことは、1度や2度ではないはず。

北日本コーラ(?)と言う会社は何をつくっている会社なのだろう?

湯飲みの会社か?それともお茶っ葉の会社なのだろうか?
それとも、やけどの薬の会社?

貴方が行く回転寿司屋さんの3分2にはこのシールが張ってあり
世界一の回転寿司コンベアー会社なのです。

今は海外にも回転寿司屋さんがたくさんあり、英語バージョンのシールが張ってあるが、
マニアの間では、高価で取り引きされているらしい?

決して、はぐって持ち帰らないようにお願いいたします。

BOOK紹介 


回転寿司の発祥の地は、元禄寿司の大阪布施 と言われている。
 
絶対に、香港の元寿司 が先に回転寿司を開店していた事実はない。
 
詳しくは、右記の本を読んでみてください。
 
でも、この本は本屋さんでは売っていません。
 
拙僧は、大阪布施の元禄寿司総本店で特別に頂きました。
どうしても欲しい方は、大阪布施の元禄寿司総本店に相談してみては?
 
それとも大阪布施の元禄寿司総本店で回転寿司を20皿も食べて、
店の前にある回転寿司発祥の石碑を背景に職人さんと一緒に
写真を撮ると頂けるかも?

 
 

抹茶風呂 
 
 

先週までは当家から一番近い回転寿司屋まで、約2kmあり、
歩くには一寸遠い感じだった.

今週からは500mも歩かないでも回転寿司に行ける。

まずはイクラからと、待っていると待望のイクラがやって来た。

イクラを取っる。と、それと同時に職人さんが、ベルトの同じ場所にイクラを乗せたのだ。

思わず、イクラを持ったまま固まった。

目の前を新しいイクラが、秒速4.2mで下流へと流れていく。
交換するにも、他人の目が気になり気の弱い拙僧には出来ない。

「まあそういうこともあるさ」とあきらめて、古いイクラを食ったが、
なんだかばつの悪い思いが心の底に残ってしまう。

旨そうな鯛が目に入った。
よしよし、鯛を食べようと鯛を捕る。

むっ、、例の職人が、あいたところに鯛を乗せたのである。

お前!おちょくっとるんか!
と職人をにらみつけるが、職人の目線は反対側に向いている。

スーパーやコンビニのショーケースでは先入れ先出しが原則。
コンビニの小父さんが意味もなく牛乳パックを並び替えているわけではない。
それを知ってか、近所の小母さんは棚の奥から牛乳パックを引っ張り出す。

回転寿司も先にぎり、先売りが原則なんだろう?

ところで、この店の特記すべきところは、鴨ロースの寿司が美味しかったのとお茶である。

そのお茶とは、緑色の粉末を小さなスプーンにすくい、湯飲みに入れ湯を注ぐとお茶が出来上がる。

インスタントお茶だ。

お店の人の説明によると「軽くスプーン1杯が適量」とのこと。
だが、出来上がった湯飲みの中のお茶には、驚かされる。

 
例えるなら、青汁のような毒々しい色。

しかし、色から想像するよりは、味はうまい。

あまりの緑色(深緑)なので、湯飲みの5分の1ぐらい残った時に湯を足してみた。
しかし、不思議なことに毒々しい色にはいっこうに薄まった気配はなく、味も大差ない。

試しに、さらに5倍に薄めてみたが、色、味共にはほとんど変化がない。

最初に飲んだ時のお茶の濃さよりは、25倍は薄まっているはずだが、色、味共に変化がない。

学生時代にバスクリンを銭湯に持って行っていたずらをしたの悪友がいたが、
バスクリンの代わりになりそうな不思議な粉茶だ。

今度行ったときには、スプーン1杯を持ち帰って入浴剤代わりにして抹茶風呂にでも入ってみるか。

どこかの回転寿司で、見つけたらあなたも試してみてください。

入浴の際には、饅頭や羊羹ようかんをお忘れなく。

 

どっと混む 
 
 

ちょっとした会社なら猫も杓子も、ホームページを開設し、
最近では、ドメイン名 を所得するのが流行している。

例の 〜.com て言う代物だ。

テレビやラジオでホームページのアドレスを紹介する時には、
』 を ピリオド と読んでいたはずだが、
いつ頃からだろうか、ドット と読むようになり、
気づいた時には周りがみんな ドット と言っている。

今では、 〜.com は、〜ドットコム と読まなければ、ネット通ではない?

』 の部分も漢字が使える様になり、
回転寿司.com (回転寿司どっと混む)も可能かな?

この回転寿司の部分にお店の名前、例えば、クルクル寿司 を入れると
クルクル寿司 ドット混む となり覚えやすくて良さそうだ。

実際はキーボードの切換などで煩わしいだけだろう?? (*^_^*)

更に漢字は日本版のOS のみ表示が可能なので、グローバルに考えると
不利な場合もあるので、要注意である。

どっと混む ですぐに思い浮かぶのが、営団地下鉄 だ。

早速、営団地下鉄のホームページをYahooで検索してみると、
営団地下鉄は http://www.tokyometro.go.jp/ と どっと混むにはなっていなかった。
都営地下鉄も http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/ で、こちらも どっと混まないらしい?
地下鉄各社は、〜.com のドメインを、敬遠しているのだろう??

.com は Commerce(商業)の略でコンピュータの部門名(種類)を表していおり、
商用目的のコンピュータが .com と表示されている。
(その他には .go 政府機関 .ac 大学 .ad プロバイダー 等)

ところで、回転寿司が どっと混むのは、やはり食事時間帯で、
週初めより、週末、季節は暖かい季節よりは寒い季節の方が混み合っている。

昨日は、混み合っている店の中で子供が、上流のウニを狙って
大きな声で、『 ウニが来た。ウニが来た。』 とはしゃいでいる。

上流にいる気が弱い拙僧は、ウニを捕れなくなってしまった。

混み合っているお店では、
《 注文以外の寿司を名指しするのはやめさせてください。》

これも、マナーでしょう。 下流で迷惑します。  m(_ _)m

 ガキに乾いた寿司を捕らせて、新たに注文するって裏技もあるんですがね! (?_?