昔の夢 31


SU9696Shi

回転すし業界もIT化が加速度的に進んでいる。
ホームページの公開は、もとよりFC店では、本部と各店舗はネットワークで結ばれ、
寿司の品質、在庫、時間、さらには人事管理までも行っている。

数年前に実用化されたIDタグによって、清算が便利になったが、
こんどのインフラは、さらに一歩進んだSushitip(スシップ)が話題となっている。

日本クレセ** が、開発を行っているとの情報であるが、
真意のほどは全くの闇の中に隠されている。

Sushitip(スシチップ)は、東日本の回転寿司やコンビニなどで利用できる電子マネーの技術で、
これがケータイに搭載されることで、ケータイ1つを手に持っていれば鉄道の改札を通過できたり、
コンビニで現金をおサイフから取り出す代わりにケータイで決済できたり、
マンションのキーとして利用できたりといった多彩なサービスが順次、提供されるようになる。

一方、Sモード Sushitip対応携帯電話の発売と合わせて、
回転寿司大手 約40社が独自のサービスを提供開始する。

注目されているのは、カウンタに座ったお客は自分の携帯電話をカウンタの上においているだけで
通過する寿司のデータが自分の携帯電話に表示される。

携帯電話と寿司皿がSushitipで相互通信をし携帯電話のディスプレーにデータが表示されるのである。
また、食ってしまった寿司皿も重ねておくだけで、
Sushitipの個人認証機能を利用して、合計金額が表示される。

清算も携帯電話をレジで見せるだけで、支払いが終了する。

「Sモードがスタートして以来、最大の変革期を迎えた」とし、
「話すケータイ」「使うケータイ」「おサイフケータイ」から
「“食い逃げケータイ”として『生活インフラ』として浸透してくれることを期待する」としている。

Sモード Sushitip対応ケータイとして順次発売されるが、
今のところSU9696Shiシリーズのみであるが、生産体制の遅れが指摘されていが、
今後の展開を見守りたい。