塗り箸は、洗って何度でも使う事が出来るので、まさにエコロジーと客からも評判が良かった。
しかし、3日、4日、そして1週間、10日と過ぎてゆくにつれて、
塗り箸に異変が起き始めた。
塗ってあるペンキがはげてきた のである。
初めの間は、ペンキのはげる箸も何本かはあるだろうとあきらめていたが、
結局、全部の箸が使用不可能 な状態となってしまった。
気のいい親父の仕入れた塗り箸は塗りが甘い安物を買い込んだので
ペンキがはげてきたのであろうと 口の悪い客から、からかわれていた。
しかし、親父さんが云うには、
『 忙しい時に流し場のシンクの水の中に漬けっぱなしにして置いたのが原因
』 だそうである。
『地球に優しいお好み焼き屋 』 大作戦は2週間余りであえなく失敗してしまった。
実は、この親父は 山*組系のやくざの親分だったそうである。
常連の客の間では、もっぱら、『地球に優しいやくざ 』 を提案して
組員に追い出されたと噂が流れていた。
我々も回転寿司を食べる時には、『地球に優しいお客さん 』 として、
素手で寿司を食べる事を提案したい。
御賛同される方は是非、即、実行してくだされ。
灰皿 を頂いた事もあったが、世間で禁煙運動が盛んになってからは、姿を消した。
お土産にいただける湯飲みは、回転寿司の店で使っている物と同じ物の場合が多い。
魚の名前が湯飲みのまわりに沢山書いてある厚手の湯飲み が有名であるが、
あの湯飲みはなかなか Get 出来ない。
開店記念にもらって嬉しい物は何かと、いろいろ考えていたら、
こんな物を思いついた。
回転寿司皿の絵皿時計 がいい。 (下図は寿司桶を利用したもの)
参考サイト
絵皿時計の皿はやはり、100円皿ではなく、とびっきり高価で綺麗な皿がいい。
もちろん、アラーム付きで、セットしていた時間になると、
『 パン! パン!(手を叩く音) へい! いらっしゃい! 』 と、けたたましく起こしてくれる。
文字盤の数字の換わりに、寿司の絵 なんかがあった方が、それらしい。
この絵皿時計だと、たとえば、カードに利用金額を記録しておき
5万円分の寿司を食べて頂いたお客さんへのプレゼント としても使えるのではないか?
どなたか勇気ある (お金のある)オーナーの方にお願いします。
記念品に配ってもらえないでしょうか?
まあ、個人的に楽しむなら D.I.Y( Do It Youself ) の店(東急ハンズ等)で時計のムーブメントを買ってきて
部屋のインテリアとして自作しても良い。
ただ、諸君は寿司皿の入手が難しいかもしれない。
決して、回転寿司屋からパチル事の無いようにお願いしたい。
たぶん、自作される方は無いと思うが、相談に応じますので、ご連絡をお待ちします。
数枚の寿司皿なら、何とか出来るでしょう。
若いカップルが回転寿司に入ってきた。
恋人同士らしいが、ひょっとして夫婦かもしれない。(兄弟ではないだろう?)
彼女は彼氏に、なにやら、ささやきながらお茶を入れたりしていた。
彼が、寿司を取り1カン食べ、残りのもう1カンを彼女が食べていた。
見ていても微笑ましい光景である。(一杯の掛けそば風景)
あろう事か、2人の周りに一匹の小蠅が飛び回り始めた。
最近では、滅多に飲食店で蠅が飛び回っている事など無いのであるが、
たぶん、客の出入りの際にドアから紛れ込んで来たのであろう。
その蠅くんは、彼女が食べるはずのハマチ にとまった。
あわてて、彼氏は手で蠅を追い払ったが、蠅くんはハマチ が好物なのか
しつこく、ハマチ を攻撃した。
彼女も蠅くんの攻撃に気づき、2人で蠅を追い払っていた。
蠅くんと若い2人の空中戦 が始まった。
昔から蠅は病原菌を媒介すると嫌われているが、
南の暖かい(暑い)国で、蠅のとまっている食品の方が美味しいと
理屈をこねられて食べさせられた事が小生にはある。
自宅では、蠅を殺すのには殺虫スプレーを、蠅にめがけて噴射する。
勿論、霧状の液体が蠅に付着すると蠅は死亡するのである。
蠅にとっては、殺虫液の致死量はたぶん数ピコグラム(ピコグラム=100万分の1g)であろう。
スプレーを1回すると、蠅の致死量の何千倍、何万倍の殺虫液を空中にばらまく事になる。
殺虫スプレーとはなんと効率の悪い殺虫剤なのであろう。
蠅を1匹ずつ捕まえて、数ピコグラムづつ塗り付ける のがベストである。
上手に使えば、たぶん殺虫スプレー1本で日本中の蠅を殺せる量が入っているのだろう。
しかし、回転寿司の店内では、スプレーを用いる訳にはいかない。
どうして、退治したら良いのだろう。
突然、板さんが飛び回っている蠅を 手で捕まえて、その蠅を床に叩き付けて退治してしまった。
その技は宮本武蔵 が、箸で蠅を捕まえたと云われる伝説が事実であったかと思わせる早業であった。
(アルフィーの桜井君の父は 飛んでいる蠅をハサミで切る事が出来る らしい?)
小生の中学時代の同級生に魚屋の娘(旧姓 水野)がいたが、彼女もこの技を会得していた事が思い出された。
教室に紛れ込んだ蠅を片っ端から退治して『蠅取りお水 』の異名を持っていた。
若い方はご存じ無いだろうが、蠅取り紙 なるものが昔、あった。
茶色の紙に、たぶん蠅の好きな臭いの出る糊が塗ってあったのであろう。
蠅がとまると、ゴキブリホイホ* に捕まった様な状態になる。
たいがいの食品店には、天井から1本や2本は吊り下げられていたものである。
油断をして歩くと頭や髪の毛にくっつく事もあった。
そんなことを思い出していたが、いつの間にか若い2人はハマチを1カン残して去って行ったのである。
その点では、インターネットの検索エンジンはなかなか便利なものである。
先日、『SUSHI 』のスペルで検索した時は、海外のアダルトなページが出てきた。
スーシーちゃんのホームページなんだろう。
話は違うが小生の使用している画像閲覧ソフトは、勿論、『susie 』 である。
タウンページを眺めていると面白い事に気付いた。
回転寿司か、たち寿司かは、店名を見ただけで判断が出来るのである。
それは、小生が達人であるからでもあるが、
たち寿司店で、カタカナ の店名は絶対に無いからである。
カタカナ寿司店は、宅配か回転寿司である。
言葉の繰り返しをネーミングに使用している場合も、おおむね回転寿司店である。
例えば、『くるくる 』とか『いきいき 』、『こいこい
』、『にこにこ
』、『ふくふく
』等である。
これは、とりもなおさず、回転コンベアの繰り返すと言うことをイメージしたネーミングであろう。
そのほか、小さな子供の喜びそうなネーミングを使うのも、回転寿司店である。
以下の説明には諸般の事情により、参考の寿司店名は明記しません。
読者の判断で、店名を想像して下さい。
漫画のキャラクターやかわいい動物のイメージで名付けた店もある。
動詞の名前の付いた寿司店も回転寿司店に多い。
中には、どういう意味か小生にも判らない外国語の店名があったりする。
鮨 **−* ???
ただ注意しなければいけないのは、たち寿司からの転職組で、
『昔の名前をそのまま使用 』と云う例もたまにはある。
店名を考えるのはたぶんオーナーの方であろうが、これでもかと言う名前を紹介しておこう。
相当悩んで命名されたのか、それとも適当なのかはわからない。
その店名は、回転寿司 西田
なんと、明解でわかり易い名前 であろう。
もしも、回転寿司を始めようと思っている方で、ネーミングでお困りの方がおられましたら、
回転寿司 ***(***は貴方の名字を入れる) を考えてみては、いかがでしょうか。
しかし、多田さんは、付けない方が良いだろう。
チャーリーの頭を固定して機械がスープを飲ませ、素早く口を拭く。
拭き終わると次は、機械でトウモロコシを回転させてチャーリーに食べさせる等々。
短時間で、昼食を終わらせる為の究極の 飲食マシン が紹介されていた。
こんな機械ではないが、今では多くの回転寿司店で 寿司ロボット
なる機械が、寿司を握っている。
ロボットと云えば、小生は鉄腕アトムを連想する。
アトムは七つの威力を持った地球最高のロボットで、10万馬力である。
ただ、10万馬力で寿司を握ると押し寿司を通り越して餅になってしまう。
小生の記憶では、アトムは真空管で動作していたみたいで、
お茶の水博士がアトムを修理する時に真空管を取り替えていた事を覚えている。
現在の寿司ロボットは、マイクロコンピュータを使ったハイテク機器であり、
忠実に職人のにぎりを再現している。
回転寿司通の貴方なら、ロボットの握った寿司を必ず食べているはずである。
さて、食感だけで区別が出来ますかな。